ここちょびのブログ

毎日頑張って働く独身女子に向けて、私の経験から、共感してもらえそうなこと、心がゆるくなるヒント、気持ちが楽しくなる何かを、ゆる~く書いていくブログです。

総合職の仕事に本格的に行き詰まりを感じた時

新卒で入社した会社で総合職として

働き始めて4年目に入った時に

私は初めて営業現場のリーダーに

指名されました。

 

特別私が早く指名されたわけでも無く、

うちの会社は若手のうちから責任のある

仕事をさせる風潮があったの

他にもリーダーをやっている同期は

数人いました。

いずれも男子でしたが(^-^)

 

身が引き締まる思いで

"頑張ろう!"と思ったのと同時に、

"私がリーダーとして、みんなに道を示したり

みんなを盛り上げたり、成果を出して

いくことはできるのだろうか"という不安が

頭の中を満たして行きました。

 

4年目の4月に営業拠点を異動し、

ついにリーダーとしての仕事が始まりました。

 

不動産の仕事に就いていましたので、

週末モデルルームにお客様に

お越しいただくための戦略を考えたり

広告の内容を考えたり、

いわゆる"やってみるまで答えがわからない、

今目指している方向が正しいのか

わからない"

そういう仕事です。

 

仕事といえばそういうものだと思いますが、

これまで決まった課題をこなし、

決まった試験範囲の勉強をして

想定通りの結果を出すという学生時代を

過ごし、

上司の指示通りに仕事をしてきたので

"自分で成果を創出するための計画を立てて

それを人を使って実行に導く"という

総合職として働くための

基本のキ

がまるでわかりませんでした。

 

先輩に何を聞いたらいいかもわからない

何故なら自分がどういうストーリーで仕事を

進めるか、そのビジョンすら描けないから。

 

今思えば

『何にもわからないので一から教えてください』という聞き方でも

良かったと思います。

 

でも当時の私は

"任された仕事を自力で全うすること"が

正しいと思っていたのでそれも

出来ませんでした。

 

常に緊張して、打開策と思いつかなくて、

トイレに行くのも、ランチを取るのも

仕事の邪魔な気がして

休みの日もノートを持ってカフェに詰めて

全く休もうとせず、

ただ"なんとかしなくちゃ"

とだけ思いつめて仕事をしていました。

 

仕事をしていたとすらいえない、

ただ漠然と悩んでいました。

 

迫ってくる色々な締め切りに一人で追い詰め

られて、

結局何も出来ないまま、

職場から逃げ、

1週間仕事を休んだのち、

リーダーの仕事から下ろして

もらいました。

 

自分の心身はこの行動によって

守られましたが、

ついに気づいてしまいました。

 

"自分はこの仕事を続けていくことは

難しい"という現実に。

 

もう一度頑張るチャンスはいくらでも

ある会社でした。

 

でも憧れと学生時代の自信だけで

大企業の総合職になった私には

"困難を乗り越えてこの仕事で成長

して行きたい"という

総合職に必要なマインドが

はじめからなかったので

もう一度頑張ろうと心から思うことが

出来ないということに

気づいてしまったのです。

 

"近いうちに限界がくる。本当に

自分の気質に合っている仕事に

つかなければいけなかったんだ。

なんて安易な就職をしてしまったんだ"

 

と激しく後悔し始めました。

 

でもせっかく入った大企業。

大きな成果が出せなくても安定した

収入を得られる環境。

 

転職しようにも、そういった恵まれた環境に

後ろ髪を引かれ、

気持ちを入れることが出来ないまま、

その後も何年も、

私は同じ会社で

総合職女子として働く道を

選んでしまいました。

 

生活面の充実と、

心の充実がどんどんかけ離れていく。

 

その後の数年間、

私はそんな"側から見たら贅沢な悩み"に

囚われ、

金銭的に潤いながらも

乾いた総合職人生を続けていくことに

なりました。

 

【女性しごと応援テラス・東京しごとセンター】