転職する勇気がないから無職になる決断をした
自分の人生は自分で切り拓くもの
とよく聞きますが、
本当にそうだなぁと最近
しみじみと思います。
自分の本質に合わない仕事、
一向にできる気配のない彼氏、
周りの友達からの結婚・出産の知らせに、
焦りなのか、悔しさなのか
よくわからない嫌な気持ちにさせられる
毎日
なんだかもう何をしても
八方塞がりで、
間違えて生きてきてしまったから
もう取り返しがつかない。
自力では軌道修正できそうに
ない(*´-`)
"宝くじがあたらないかな"
"突然素敵な男性に見染められて
裕福な専業主婦になれないかしら"
なんて現実味のない願望を割と
本気で心の支えにして
総合職として男の人と同じ仕事を
歯を食いしばって続けていた私です。
"一般職はお給料少ないから
総合職でバリバリ働いてるここちょびは
すごいよ〜!私にはできないから
かっこいいよ"
と言ってくれる一般職の女性たち。
"お給料が高いところ以外、
私のことを羨ましいと思うところなんて
ないんだろうなぁ"
と思う気待ちを隠して、
いつか自分にも転機が訪れると
信じて惰性で毎日を過ごしていたら
あっという間に30歳を過ぎ、
なにとかわらないまま31歳になっていました。
女性にとってきっと何かの節目に
思えるであろう30歳を過ぎても
毎日は何も変わりませんでした。
そこでようやく決心しました。
ただ生きてるだけでは
現実は変わらないと。
嫌な思いをするかもしれないし、
また自己嫌悪で泣く日があるかもしれないけど
自分が動かなければ
この先もずっと
今日と同じような毎日が続くんだ。
そう思った時、どちらがいいのか
真剣に考えてみることにしました。
このまま大企業の総合職を
踏ん張り続けられるなら、
正直一人でも生きていける
財力はありました。
でも、気持ちや体調のことを考えると
踏ん張り続ける生活は
いずれ破綻する。
自分がダメになったら仕事もできない。
結婚する見込みのない私は
自分で稼ぐ以外にお腹を満たす
方法がない。
考えに考えた末、
私は大企業の総合職という
金銭的に安定した生活ではなく、
踏ん張らずに立っていられる
生活を長く続ける生き方に
シフトチェンジすることが
独身のまま歳を重ねるには
必要な選択だという
結論に至りました。
しかしながら、
転職活動に身が入りません。
それは
有名大学を出て大企業に入った私が、
次に就くべき仕事が
まるで思いつかなかったからです。
人間の価値は学力でも財力でもないと
思いつつ、
でも今の自分の価値が
それ以外に何もない気がして
どうしても今の職場の給与や
福利厚生に後ろ髪を引かれてしまい、
転職したい企業を見つけることが
できなかったのです。
本当に、プライドばかり高い
しょうもない人間だな、と
自分にがっかりしました。
でも悩んでいる間にも
時間は過ぎ、私は新卒から10年が経過
しようとしている。
転職はやはり若い方がしやすいという
世間の風潮
悩みに悩みましたが
いつまでも大企業に勤めているという
肩書きにしがみついて
苦しい思いをするのは
未来の自分のためにならない
転職の決断できないなら
決断せざるを得ない状況に
自分を追い込むしかない
そして私はあろうことか、
転職先を決めないまま、
大企業の総合職を
辞めて
無職になる決意を
したのです。