ここちょびのブログ

毎日頑張って働く独身女子に向けて、私の経験から、共感してもらえそうなこと、心がゆるくなるヒント、気持ちが楽しくなる何かを、ゆる~く書いていくブログです。

完結編その1・原因不明の頭痛と異常な肩こりに1年以上苦しんだ体験記 ~脳神経外科~

 

頭痛外来・整形外科・鍼灸院・脳神経外科と病院をさまよい、

それでも治らず私を苦しめ続ける左首、左のど、左耳の後ろの骨のあたりから

首の付け根にかけての慢性的な頭痛・・・

 

半年近く治らないまま毎日痛みに耐えながら

仕事をしておりました( 一一)

 

でも痛みがその後4,5か月ほどは

気にならない時期が続いたのです。

 

そしてその痛みが今年の7月ごろまた

復活しました。

 

その期間と私が置かれていた状況を照らし合わせて

はっきりと確信しました。

それは

”この頭痛は仕事をしていると起きる”ということ。

 

というのも、私は昨年の12月の頭に

9年間勤めた会社を退職することに決め、

3月まで引き継ぎのために働き、

4月~6月までは9年間にたまりにたまった

有給休暇を消化しつつ

大学生ぶりに長期間毎日自由に遊んで

過ごしていたのです。

 

この期間は頭痛のことを忘れていました。

 

そして7月に初めての転職をし、

新しい環境で新しい仕事を覚え

毎日のように注意されたり、

慣れない人間関係の中で作り笑いをする

日々が始まって3週間ほどしたころに、

頭痛が日に日に強くなり、再発を実感したのです。

 

つまり私は・・・

”仕事でストレスを感じると、慢性的な頭痛を発症する”

ということです。

 

自分なりに原因がわかったのと、

不快な頭痛の再発を機に

私はもう一度、この症状を取り除くために

お医者さんにかかる決心をしました。

 

今回かかったのは、

脳神経外科

メンタルクリニック

の2つです。

脳神経外科は昨年かかったのとは別のところで、その場でMRIが取れるところです。

 

前回は「可逆性脳血管攣縮症候群」

(かぎゃくせいのうけっかんれんしゅくしょうこうぐん)という、

そのクリニックの先生が『近年名称がついた疾患で治療法も治療薬もハッキリとしていない症状』だと診断されたのですが、

自分ではおそらくストレス由来だと思っていましたし、

それを裏付けるためにも、

もう一度MRIを撮影してもらって

脳の異常ではないことを確認したかったので

行くことにしました。

 

期待半分・疑心暗鬼半分で

脳神経外科の初診にかかり、

先生に

『左側だけ、のどから頭にかけて痛みがある』と伝えたところ、案の定すぐその場でMRI

撮影することになりました。

 

撮影後、待合室で待ちながら、

『脳外の先生だし、MRIに異常がなかったら、それっぽい痛み止めを処方されて終わりなんだろうな』

なんて今まで裏切られ続けた医者への期待を思い出して、勝手に落ち込んだりしていましたw

 

そして数分後にもう一度診察室に呼ばれました。

案の定脳の写真には異常はないとのこと。

『はいはい、そうでしょうね。

これで診察は終わりかな』と

思ったところ、先生は私が痛いと言った場所を

一つ一つ触診し始めました。

 

『頭痛外来の先生も、去年の脳外の先生も触診なんてしなかったのに、この先生はするんだ』と

少し意外に思いましたが、真剣に原因を探ってくれている感じがとても印象的でした。

 

『ここは押すと痛い?』『痛いです』

『ここは?』『痛くないです』

みたいなやり取りを続け、

『他に気になる症状や自分の癖はありますか?』と聞かれました。

そこでよく考えたら思い当たることがありました。

 

それは『食いしばり』です。

 

私は5年前からストレスによる

食いしばりがひどく、

左側の奥歯が欠け、

それ以来ずっとナイトガード(マウスピース)をしないと眠れない状態です。

つけずに寝てしまった翌朝は歯磨きをすると歯がしみるほどです。

 

そのことを先生に伝えたところ、

『あなたの頭痛はストレスによって

交感神経が優位になり、

常に緊張が起こって肩が強く凝っているのと、食いしばりの力が左側にかかって

いることによるものですね。』

と言われました。

 

他の先生だと、ストレス由来と思うと安易に『緊張型頭痛』というところ、

こちらの脳外の先生はそうは言いませんでした。

『いわゆる頭痛とは症状が違う。食いしばりから来ていて、噛み合わせの問題が

あるから左側だけに出るんだよ。緊張型頭痛や片頭痛の薬をいくら飲んでも

これは治らないよ。』と言われました。

 

今までまさにその手の薬で症状が改善されなかった私は

『やっとわかってくれる先生に出会えた!!!』と思いました。

 

その日先生が処方してくれた薬は

■トラムセット配合錠

■エペリゾン塩酸塩錠50mg「日医工

レバミピド錠100mg「サワイ」

の3種類です。

レパミピドはよくお医者さんで処方される、

薬による胃の負担を軽減させるお薬ですね。

 

気になるのはそのほかの2つです。

 

トラムセットは強力な鎮痛剤だそうです。

麻薬ではないけれど麻薬と同じような効果があり、

継続する痛みに良く効くとのこと。

副作用(眠気・吐き気等)が2週間程度続くという

説明がありちょっとビビりました。

 

そしてエペリゾンは筋緊張緩和剤。

私の異常な凝りの原因である筋肉の緊張を弛緩させるために

処方された薬ですね。

 

これを1週間試してみましょうということになりました。

 

さて、その薬を飲んだ1週間の経過ですが・・・

トラムセットの副作用の1つである吐き気は初日だけ起きました。

ひどい二日酔いのような吐き気。

しんどかったですが1日で済んだので私は

マシなほうだったようです。

それよりもつらかったのは眠気です。

 

その後この薬のセットを継続して飲むようになったのですが、

はじめてから10日間くらいはいくら寝ても朝すっきり起きられず、

日中も目をつぶったらそのまま眠ってしまうほど

強い眠気に襲われました。

さすがに辛すぎて服用をやめようかと思いましたが

10日を過ぎたころから強烈な眠気もなくなり、

やっと薬に耐性ができたようです。

 

肝心の痛みのほうはのどと首の痛みは消失しました!!

頭痛のほうはうっすらと感じる日もあるのですが

おおむね消失したと言っていいほど改善!

 

先生の見立ては正しかったんだ・・・。

感動しました。

2週間に1度は薬をもらいに行かなくてはいけないので

それはそれでプチストレスではありますが、

あの痛みに耐え続け、治る見込みがなく絶望した

半年間に比べたらこんなの何でもありません。

 

やっと、私は原因不明の頭痛から解放されたのです。

 

とはいえ、脳外の先生は言いました。

『薬で痛みはとれるけど、それは痛みを感じなくさせているだけで

食いしばりによって体の左側に負荷がかかっていることは変わらない。

はっきり言って、原因となっているストレスを取り除かない限り、

”治る”ことはないよ』と。

 

ストレスの原因は仕事です。

前の職場でひどいストレスを感じ、

人生を変えるつもりで

転職先も決めずに退職してしばらく休み、

やり直す気持ちで転職しましたが

やはり仕事にはストレスがつきまとう・・・

 

私の体の左側を痛めつけるストレスを

”取り除く”ことは、はっきり言って不可能です。

 

となると、次に私がしなければいけないことは

「取り除けないストレスを感じずに済む方法、感じても受け流す方法を

身に着けること」だと思いました。

 

そのため、私は脳外と並行して、メンタルクリニック

行くことにしたのです。

 

そこでまた、私は心と体を少しずつ楽にしてもらうことが

できるようになってきました。

こちらの話は完結編その2で書きます(^_-)-☆